
Corona Standard USB Custom / 270×300×120mm / 2009年 / タイプライター、マイクロコントローラ、基板
CORONA STANDARDとは、1940年代の前半に作られたタイプライターの名前である。黒々と鈍い光を放つ無数の鉄の部品は、奇跡的な空間配置によって互いに組み合わさり、最終目的である機械運動をひたすら待ち続けている。タイプライターのキーを押したときに聞こえてくる「がしゃこん」という音。それは、それら多数の小さな部品がぶつかり、擦れ、回転し、連動する音であり、聞く人によってはある種の美である。タイプライターは技術革新と共にワードプロセッサー、パーソナルコンピューターに役割を譲り、過去の物となった。しかし、鉄製の部品による美はいつまでも変わらない。
タイプライターの底面に据え付けられた基板は、機械的な動きを検出し、入力信号をパソコンに送る。キーボードとしての機能を強制的に復活させられたタイプライター。猥雑とした電子基板とその背後にたたずむ鉄の部品との対比が際立つ。
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CORONA STANDARDとは、1940年代の前半に作られたタイプライターの名前である。黒々と鈍い光を放つ無数の鉄の部品は、奇跡的な空間配置によって互いに組み合わさり、最終目的である機械運動をひたすら待ち続けている。タイプライターのキーを押したときに聞こえてくる「がしゃこん」という音。それは、それら多数の小さな部品がぶつかり、擦れ、回転し、連動する音であり、聞く人によってはある種の美である。タイプライターは技術革新と共にワードプロセッサー、パーソナルコンピューターに役割を譲り、過去の物となった。しかし、鉄製の部品による美はいつまでも変わらない。
タイプライターの底面に据え付けられた基板は、機械的な動きを検出し、入力信号をパソコンに送る。キーボードとしての機能を強制的に復活させられたタイプライター。猥雑とした電子基板とその背後にたたずむ鉄の部品との対比が際立つ。
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