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冬季赤岳主陵2日目  (Fri, 28 Feb 2014 15:32:07 0900)

翌2月23日。
2日目。4:00起床。飯食って気合を入れる。

一般ルートの文三郎道の標高2600m地点から赤岳沢をトラバースする。

このトラバースは過去に何度も雪崩ているそうだ。確かに上部でスノーシャワーが絶え間なく落ちている。 雪の状態は悪くなさそうだが、念のためロープを出した。50mロープ2本をフィッシャーマンズで連結してスタンディングアックスビレイで確保。この場合、はじめの中間支点と終了点の距離がロープの長さより短いとトップは終了点まで届かない。トップが終了点に到達したら、次にロープをフィックスにする。セカンドはスノーバーでとったランニングを回収しながら終了点までフィックス通過する。ラストは肩がらみでビレイする。リーダーは何の説明もなくこのトラバースをロープ2本でやったのだが、基本ではない応用技術だということに帰宅後に気づいてはっとした・・・。

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

寒さ-----
先行パーティのもたつきと無慈悲な他パーティの割り込みにより、取り付きで90分の停滞を強いられる。 赤岳西壁は寒気が直撃するのが常識で、厳冬期の今、体感気温は-20℃以下。渋滞もあろうかと持って来ていたビレイジャケットをたまらず着込み、手先足先を振って血を送ってやる。あとはブリキのおもちゃの如くひたすら動いているしかない。

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

1P目のテイクオフが登攀要素としては核心だが、高度感のプレッシャーも疲労も無いため思い切りいける。ステミングを効かせてチョックストーンを直登で乗越す。これはかなり楽しい!

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

2P目以降は主に岩稜と雪稜のミックスクライミングだが、緊張感が強いられる箇所は断続的にあるし、凍結した草付きもなかなか悪い。 後半のピッチはコンテニュアスに切り替えてスピーディーに通過してゆく。

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

取り付きから6時間で無事に山頂へトップアウト。装備解除してBCまで下山。時間も押しているため撤収して美濃戸口へ一路下山。

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

冬季八ヶ岳赤岳西壁主稜

谷川西黒尾根で敷島さんにナンパされたのは半年前、今こうして冬のバリエーションでアンザイレンさせてもらっているのが不思議な感じだ。

敷島さん「どうですか、冬のリッジは?」
僕「最高です!!」

冬の赤岳主陵はただただ美しく、
このクライミングは僕の中で死ぬまで輝き続けるだろう。





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